代表メッセージ

西野流呼吸法は、創始者西野皓三(1926―2021)が西洋の医学・バレエ、東洋の武道の経験とインスピレーションにより独自に編み出した画期的なメソッドです。


西野流呼吸法の教室である西野塾が1985年に開設されて以来、延べ100万人以上の方が稽古に訪れ、初心者から稽古歴30年を超える方、中には100歳近い方までが熱心に稽古を続けています。


西野流呼吸法を正式に継承した総本部は2022年8月、そのメソッドを日本全国、さらには、世界各地へと普及する目的で、発祥の地である渋谷に開設されました。総本部では西野流呼吸法の原点に立脚しつつ、新たな試みを導入しています。


創始者西野皓三が40年以上前に数人の内弟子を相手に行った内容は、西野流呼吸法の真髄を体現するものとして最も分かりやすいものでした。そこで、総本部では、基本と対気の重要なコンセプトへの理解を深めるため、基本の呼吸の解説を交えてじっくり稽古をする特別クラスを通じ、内弟子稽古の内容を余すこ公開し、日々の稽古に取り入れています。こうした試みは大変好評を博し、リピーターや日本全国から入会者が増えています。


特に「歩きながら対気を行う」稽古は、創始者との指導員稽古で毎回行っていたものであり、当然のことながら効果がかなりあると予想しておりました。しかし、予想外だったのは、あまりに驚異的なスピードで塾生のみなさんがパワフルになったことでした。90代の高齢者でも、2~3カ月の稽古でみるみるうちに上達し、気のパワーに溢れた身体が出来上がっていくのです。総本部には西野流呼吸法を確実に、しかも最速で修得できるメソッドがあります。


また、「様々な人と手を合わせることが大切である」という創始者の教えに基づき、指導アシスタント制度を設け、現在、指導アシスタント・準指導アシスタント計60名以上の方と共により充実した稽古を続けています。また日本全国、また海外にも西野流呼吸法総本部認定指導者による公認団体、また公認教室の開設を進めており(2024年1月において17団体)今後も増加予定です。


さらに日々YouTubeInstagramTikTokXブログなどによる SNSの発信を行い、『西野流呼吸法 実践解説』『西野流呼吸法と共に生きる』(体験談)『The Nishino Breathing Mehtod Training Manual』(西野流呼吸法 実践解説 英語版)の出版をするなど、さらなる普及に努めております。


西野流呼吸法の真髄とは、まさに、「正しい稽古をして、自分の力で力強い人生と未来を築き上げること」にほかなりません。稽古を終えた後、得も知れぬ充実感と、人生の豊かさを身体で感じるのです。それこそが西野流呼吸法であり、創始者が遺した素晴らしい贈り物なのです。

息こそが生きるの根源であり、生き方とは本質的に息の仕方です。呼吸を変えて、未来を変えてみませんか?


西野流呼吸法総本部 代表

北村 義洋